クラウドエンジニアとは
クラウドエンジニアは、AWSなどのクラウドサービスを利用してITインフラの設計・構築・運用などを行うエンジニアです。
従来は自社やデータセンターに物理サーバーを置く構成も一般的でしたが、クラウドでは必要なITリソースをサービスとして利用できます。
クラウド上でもネットワーク、サーバー、OS、認証、セキュリティなどの考え方は関係します。そのためインフラ基礎が重要です。
AWSって何?
AWS(Amazon Web Services)は、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワークなど多数のクラウドサービスを提供するプラットフォームです。
EC2
クラウド上で仮想サーバーを利用する代表的なサービス。
S3
ファイルなどのデータを保存するオブジェクトストレージ。
VPC
AWS上に論理的に分離されたネットワーク環境を作るためのサービス。
IAM
ユーザーや権限を管理し、AWSリソースへのアクセスを制御する仕組み。
最初から大量のサービスを暗記する必要はありません。まずはサーバー・ストレージ・ネットワーク・権限がクラウド上でどう扱われるかを理解すると整理しやすくなります。
クラウドエンジニアの仕事内容
| 仕事 | 内容 |
|---|---|
| 設計 | 要件に応じてクラウド構成、ネットワーク、セキュリティなどを決める |
| 構築 | クラウド上にサーバー・ネットワーク等を設定する |
| 運用 | 監視、バックアップ、権限管理、障害対応、設定変更など |
| 移行 | 既存システムをオンプレミス等からクラウドへ移す |
| 自動化 | コードやツールを使ってインフラ構築・運用を効率化する |
経験を積むほど、単純な画面操作だけでなく、自動化やInfrastructure as Codeなどコードを扱う領域に触れる可能性もあります。
未経験者が先に身につけたい4つの基礎
1. Linux
クラウド上のサーバーでもLinuxはよく利用されます。コマンド、ファイル、権限、プロセスなど基本操作を学びましょう。
2. ネットワーク
IPアドレス、サブネット、DNS、ルーティングなど。VPCなどを理解する土台になります。
3. セキュリティ
認証、権限、アクセス制御、ログなど。クラウドでも非常に重要な分野です。
4. クラウド基礎
従量課金、可用性、リージョンなど、クラウド特有の考え方と代表的なサービスを理解します。
AWS資格は取るべき?
AWS Certified Cloud PractitionerはAWSのFoundationalレベルの認定で、AWSクラウド、サービス、用語などの基礎理解を確認する資格です。
未経験者がAWS全体を学ぶ目標として利用できますが、資格だけで実務経験の代わりになるわけではありません。
クラウド志望なら、AWSの学習と同時にLinuxやネットワークを実際に触ることも大切です。
未経験からクラウドを目指す学習順
OS、サーバー、ネットワーク、セキュリティが何をしているのか理解する。
コマンド操作、IP、DNS、サブネットなどを学ぶ。
EC2、S3、VPC、IAMなど代表的なサービスから理解する。
公式教材やハンズオン環境などを使い、設定画面や構成を体験する。利用料金が発生するサービスでは料金設定・停止方法も確認する。
AWSだけでなくLinux、ネットワーク、運用経験など、求人が何を求めているか確認して学習する。
未経験向けクラウド求人の見方
| 確認する項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 最初の担当 | クラウド運用、サーバー運用、監視、構築補助など何から始めるか |
| 実際に触る環境 | AWS等のクラウドへどの程度関われるか |
| 基礎技術 | Linux・ネットワーク・セキュリティを経験できるか |
| 教育 | 研修・OJT・資格支援だけでなく実務フォローがあるか |
| キャリア | 運用から構築・設計・自動化へ広げられるか |
「クラウドエンジニア募集」と書かれていても、実際の担当範囲は会社によって異なります。仕事内容と配属後の業務を確認しましょう。
クラウドまでのキャリアは一つじゃない
完全未経験から直接クラウド関連業務へ入る求人だけでなく、インフラ運用やネットワーク・サーバー業務を経験してからクラウドへ広げる方法もあります。
インフラ監視・運用 → Linux/ネットワーク運用 → AWS運用・構築
ネットワーク運用 → クラウドネットワーク → AWS設計・構築
社内IT・サーバー運用 → クラウド移行・クラウド管理
よくある質問
AWSの知識だけでなく、Linux、ネットワーク、セキュリティなどインフラ基礎も関係します。セットで学ぶ方が仕組みを理解しやすくなります。
最初から高度なプログラミングが必須とは限りません。ただし自動化、IaC、運用効率化などではコードやスクリプトを扱う機会があります。
資格だけで採用が決まるわけではありません。基礎学習を示す材料の一つとして使い、Linux・ネットワーク学習や求人理解も進めましょう。
必須とは限りませんが、クラウドでもネットワーク知識は重要です。資格を取るかどうかとは別に、IP、DNS、サブネット、ルーティングなどは学んでおきたい分野です。