IT職種・年収比較

IT職種別の年収比較
どの仕事でどう伸ばす?

SE、基盤システム、IT運用・管理、ヘルプデスク、セキュリティ。厚生労働省job tagの最新統計を使って、年収だけでなく求人賃金やキャリアの伸ばし方まで比較します。

更新:2026年9月|厚生労働省 job tag・令和7年賃金構造基本統計調査を参照

先に結論

公的統計では、基盤システムSEが年収889.0万円、Webサービス開発SEが578.5万円、ITヘルプデスクが609.8万円など。ただし、この数字は「未経験者の初年度年収」でも「その職種なら必ずもらえる金額」でもありません。 平均年齢や統計上の職業分類が異なるため、未経験者は「求人賃金」と「将来どの工程へ進めるか」も一緒に見る必要があります。

この記事の内容
  1. IT職種の年収比較
  2. 求人賃金も比較
  3. 数字を見るときの注意点
  4. 職種別の年収の伸ばし方
  5. 未経験者の選び方

IT職種の年収を比較

職種・分類年収平均年齢求人賃金/月
システムエンジニア(基盤システム)889.0万円38.3歳35.3万円
IT運用・管理609.8万円42.2歳31.8万円
ITヘルプデスク609.8万円42.2歳29.0万円
Webサービス開発SE578.5万円37.1歳※職業ページ参照
セキュリティエキスパート(脆弱性診断)※職業分類の統計に注意—32.7万円

※job tag掲載値。年収は令和7年賃金構造基本統計調査を加工した全国値、求人賃金は令和7年度ハローワーク求人統計。職種ごとに統計上の分類が重なる場合があり、名称だけで単純比較できない点に注意。

基盤システムSE 889.0万円
IT運用・管理 609.8万円
ITヘルプデスク 609.8万円
Webサービス開発SE 578.5万円

未経験者は「平均年収」より求人賃金も見る

平均年収には長年働いている経験者も含まれます。一方、ハローワーク求人統計の求人賃金は、現在募集されている求人を見るうえで参考になる別の指標です。

job tagでは、基盤システムSEの求人賃金は月35.3万円、IT運用・管理は31.8万円、ヘルプデスクは29.0万円、セキュリティエキスパート(脆弱性診断)は32.7万円とされています。

比較するときのコツ
「平均年収が高い職種=未経験でも最初から高い」とは考えないこと。基本給、固定残業代、賞与、夜勤手当、勤務地、求められる経験を求人ごとに確認しましょう。

スキルが上がると年収レンジはどう変わる?

厚労省の2023年度委託調査では、設計・構築分野のITSSレベル別年収レンジは、レベル1〜2で420〜620万円、レベル3で450〜700万円、レベル4で500〜780万円、レベル5以上で600〜950万円です。

運用・保守分野では、レベル1〜2が420〜700万円、レベル3が450〜700万円、レベル4が510〜800万円、レベル5以上では667.5〜1,086万円。これは平均ではなく第1四分位〜第3四分位の範囲です。

年収を考えるなら職種名だけでは足りない
同じ「インフラ」「運用」でも、一次監視中心なのか、構築・設計・改善まで担当するのかで市場で評価される経験は変わります。

職種別:年収を伸ばす方向

ヘルプデスク → 社内SE・インフラ

問い合わせ対応だけでなく、PCキッティング、アカウント管理、SaaS管理、ネットワーク、サーバー、ベンダー調整などへ担当範囲を広げると次の職種へつなげやすくなります。

インフラ・運用 → 構築・設計

監視・一次対応から運用へ進み、Linux、ネットワーク、サーバー、クラウドの構築経験を積む流れ。業務の工程を上げることがポイントです。

ネットワーク → クラウド

TCP/IP、ルーティング、DNSなどのネットワーク知識はクラウドでも使います。AWS等に加えてLinuxやセキュリティも学ぶと担当できる領域を広げられます。

運用・インフラ → セキュリティ

ログ、ネットワーク、OSの知識を土台にSOC、インシデント対応、脆弱性管理、クラウドセキュリティなどへ専門性を作るルートがあります。

未経験なら何を基準に選ぶ?

  • 入口:未経験から実際に担当できる仕事か
  • 2〜3年後:運用、構築、設計など次の工程へ進めるか
  • 技術:Linux・ネットワーク・クラウド・セキュリティなど汎用性のある経験が積めるか
  • 給与:基本給だけでなく固定残業・賞与・手当まで確認する
  • 働き方:夜勤、客先常駐、転勤、オンコールの有無を確認する

「今の給料」だけでなく「その会社で2年働いたあと何ができるようになるか」まで見ると、求人を比較しやすくなります。

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参考データ

厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」:システムエンジニア(基盤システム)、システムエンジニア(Webサービス開発)、運用・管理(IT)、ヘルプデスク(IT)、セキュリティエキスパート(脆弱性診断)。記事作成時点の掲載値を使用。各統計は職業分類・集計対象が異なるため、個人の給与を保証するものではありません。